私の好きな歌手10人と特に好きな1曲(アルバム名)を再紹介したいと思います。
1.卓依[女亭]:「中華民謡」(蛻変3)
卓依[女亭]を最初に聞いたのは「春風妙舞迎新年」ですが、「回娘家」などいまどきとは思えないほどにおっとりムードで大好きになりました。他にも好きな曲はたくさんあるが、「中華民謡」は卓依[女亭]の柔和な声と相まって、華麗な中国風メロディが快感です。
2.黄美詩:「姑娘生来愛唱歌」(鬼臉娃娃)
美詩ちゃんの歌は誰をも楽しくさせてくれます。美詩ちゃんは歌も素晴らしいがビデオを見ても実に楽しいのです。生き生きとした可愛い笑顔、色とりどりの美しい衣装、可憐な髪飾りなど、それを見るだけでも何倍も得した気分になります。「姑娘生来愛唱歌」は中国民謡風の美しいメロディで大好きな曲といえます。
3.方婉真:「彩虹」(彩虹)
何というすがすがしさだ。こんな素晴らしい台語歌手がいたとは、不覚にも気が付くのが遅れました。
子供にしては実に上手いが、それよりも歌心が何とも素晴らしい。残念ながら個人アルバムは「お子供」時代の2枚のアルバムだけで永らく次がない。早く復活して欲しいものだ。
4.劉秋儀:「六月茉莉」(福建経典) マレーシアの大ベテラン歌手でモノラルの時代からやっているようなので相当な録音数があるはずである。
しかしいま入手できるのは晩年のアルバムが主と思われます。明るく、軽やかに弾むような声が持ち味の歌手で、「六月茉莉」はそれが生かされているものの一つです。最も好きなタイプの歌手といえる。 もし卓依[女亭]以上素晴らしいと思える人がいるとすればこの人以外に考えられない。
5.李嘉:「真情當做菜尾」([才龍]是為着[イ尓][口拉])
李嘉を知って日が浅いが、このところ私の評価はうなぎ上りである。清らかな声と可憐な歌声が素晴らしいのである。「真情當做菜尾」はそれが存分に生かされた曲の一つです。曲自体も楽しいし、何よりも可愛さいっぱいの歌声が何にも代えがたい。
6.小萍萍:「十八相思夢(原曲:九九女兒紅)」(福建金榜系列二)
小萍萍ならではねばりのある唱法で抑揚を大きくとって歌うところに特徴があると思っています。
「十八相思夢」は明るいイメージの曲で、小萍萍のよさが生きていると思う。とても好きな曲だといえる。
このところしばらく新アルバムがなかったが、2004年末に待望の新アルバム「做人要看破」が出ました。
7.小鳳鳳:「茶山三桃調」(茶山三桃調)
小鳳鳳は長年の歌手生活の中で培われた芸風が見事です。どんな曲も自分のキャラクターで見事に消化します。彼女はどことなくコミカルな曲がキャラクターに合いそうです。「風流阿伯挽茶娘」などがそうですが、「茶山三桃調」もそうだといえます。
8.謝采[女云]:「紫竹調」 台湾の歌手ですがマレーシア一筋のようです。マレーシア向きの明るいキャラクターだといえます。 [登β]麗君に似た軽やかで柔和な歌が魅力的ですが、より庶民的で親しみやすさを感じます。 「紫竹調」は中国風の美しいメロディが素晴らしい。謝采[女云]ならではの軽やかなの声で歌っています。
9.蔡幸娟:「雪山盟」
蔡幸娟も謝采[女云]の場合と同様に[登β]麗君に似たイメージがありますが、彼女の場合はより気品があるといえます。「雪山盟」は彼女ならではの柔らかく可憐な声で、匂うような気品を漂わせているところが魅力です。
10.楊ト瑩:「一片艶陽天」(一片艶陽天)
いかにも大陸向きのアイドルといえよう。甜歌という言葉がこれ以上似合う歌手はいないといっていいのではないでしょうか。「一片艶陽天」はおそらく正月向けの曲だと思うが、中国風のメロディが色濃く快活かつ愉快な曲で、楊ト瑩ならではの歌で他の歌手は似合いそうもない感じだ。
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